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宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の冒頭に、有名な一節があります。
「1日二玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ」
味噌と野菜を使った料理・・・といえば、みそ汁です。

このアプリでは、旬の野菜のみを使用したみそ汁のレシピを紹介します。
肉や魚や卵、また、みそ汁の具としてよく使用される豆腐やわかめなどは使用しません。
また、旬の野菜も沢山使用するのではなく、2種類に絞って選択しました。

その理由を説明すると、次のようになります。

一つは、手間と費用のため。
みそ汁は毎日の食卓に並ぶものです。
具材が沢山になると、作るのも大変ですし、お財布にも優しくありません。

次に、コンセプトのため。
「旬の野菜を頂く」というコンセプトのため、野菜以外の具材は使用しないことにしました。
そのため昆布だしなどにして頂くと、そのまま精進料理としても頂けます。

最後に、栄養バランスとカロリーのため。
主菜に肉や魚をもってきた場合、手頃に野菜を取る手段としてみそ汁は最適です。
さらに、ヘルシーでカロリーも抑えられるので、ダイエットにも有効です。

また、家庭や地域によって、みその種類も様々でしょうから、
白みそ、赤みそ、淡色みそ、それぞれに合う旬の野菜を選択し、レシピを作成しました。

石川啄木の詩集「一握の砂」の中には、次のような短歌があります。
「ある朝のかなしき夢のさめぎはに 鼻に入り来し 味噌を煮る香よ」

みそ汁は日本人の心の原点であり、幸せの象徴でもあります。
美味しいおみそ汁を食べて、毎日を元気に過ごしましょう。